どうもコツコツです。
今回は実際の診療で困った英会話に関して少しつぶやきたいと思います。
その前にまず、骨折の固定方法について。。
骨折したら固定が必要ですが、皆さんはどの様な固定方法を知っていますか?
実は三角巾固定、シーネ固定、ギプス固定などいろいろあります。
シーネ固定?
日本語でもシーネというとあまり通じないことが多いです。
ギプスと何が違うんですか?とよく聞かれます。
正しくはギプスシーネ(副子)と呼ばれるもので、ほとんどがプラスチック製で、ギプスの元となる材料が綿やクッションで巻かれているものです。半分ギプスといったらわかりやすいですかね。
英語では Sprint というと通じます。
ギプス固定
ギプスはイメージしやすいと思います。四肢の骨折に対して、腕や脚をぐるぐる巻きに固定されることです。石膏からプラスチック製までありますが、多くはプラスチック製です。水に浸すと熱を持ちながら硬化します。
英語では Cast というと通じます。
これが英会話だと、、
英語しか話せない人も、しばしば診療の場で遭遇します。
骨折でギプス固定していたアメリカ出身の方に、経過が順調なのでギプス固定からシーネ固定にしましょうと伝えたくて、以下の様に話しました。
I will remove your cast and change to the sprint.
(ちなみにコツコツの英会話レベルは低めです。文法や単語表現、発音などイマイチです。間違っていたらすみません。)
患者様は喜んでいたので伝わったと思っていました。
ですが、実際にギプスを外してシーネ固定に変更しても、何かを待っている様でした。
I'm waiting for 3D print.
確かこんな様なことをおっしゃっていました。
この瞬間に全て理解しました。
Sprint → Print
発音が悪いせいで、Sprint が プリントになっていた様です。
確かに今の時代3Dプリンターでなんでも作れる時代ですから、、何か作って持ってきてくれることを期待していたのでしょう。残念ながら当院には3Dプリンターありませんけども。
発音がとても大事なんだなと痛感しました。
おわりに
英会話は日常診療でも使う頻度が高いので、これからの課題の一つと考えています。
今後も診療の中で気づいたことがあれば記事にしたいと思います。